LGBTサポート協会 12月定例会
LGBTサポート協会の定例会に参加してきました。
いま話題の「結婚の自由をすべての人に」訴訟 のお話を弁護団のお1人でもある砂原薫さんがゲストで、いろいろお話を聞かせてもらいました。
訴訟名が長いので、けじすべ訴訟と略されているらしいです。
同性婚訴訟だと思っている方が多いと思うのですけれど、確かに、同性婚が今の法律では認められていないから、それを認めてほしいという同性婚訴訟でもあるのだけれど、本質としては「婚姻するかに関らず、パートナーをもつかどうかにも関わらず、子を持つかどうかにもかかわらず、すべての人が個人として尊重される社会を目指す」訴訟であるとのことです。
同性愛の人に特別な扱いが必要であるということではなく、誰もが、私たちすべての日本国民が、結婚するかどうかを選択する自由が持てる社会・・ちょっと目から鱗ではないですか?
これって、同性愛者だけのテーマではないんです。
今、一部のSOGIの方にしか認められていない権利を、すべてのSOGIに拡げるための訴訟だと思うと、皆さん自分事になってきませんか?
婚姻ができないことによる不利益ってどんなものがあるのでしょうか?
- 財産を相続できない
- 配偶者控除を受けられない
- 在留資格を受けられない
- 子供の親権者になれない
- 緊急時や災害時にパートナーの安否確認のための情報提供を受けられない
- 職場の福利厚生が不十分になる可能性
- 住宅ローンの選択肢が狭まる可能性
など、ほかにもまだまだあります。医療機関でもそうですよね?ご家族の方だけ、と言われたときに入れてもらえなかったりします。
ご縁結びのサポートをしていて、大切なパートナーと家族になる、家庭を作ることのすばらしさを知る私としては、やはり家族の形は、さまざまにあっていいはずだなと思います。
結婚してもしなくてもいいけど、結婚したいのにできない人がいるなんて、今年前半のNHK朝ドラの『虎に翼」的にいえば、「はて・・?」ですよね。
「結婚の自由をすべての人に」~この、けつすべ訴訟の行く末を、仲人として、しっかり応援していきたいなと思います。興味を持たれた方に、砂原先生からおすすめいただいた本をご紹介したいと思います。私も読んでみようと思います!